さて、いきなりですが、以下の用語の共通点は何でしょうか?
一枚看板、お家芸、大詰め、十八番(おはこ)、口説き、黒幕(くろまく)、差金(さしがね)、二枚目、三枚目、修羅場、だんまり、どんでん返し、花道、幕ノ内弁当、ノリ、正念場、なあなあ、板につく
正解は歌舞伎由来の現代語、今も使われている言葉です。
観劇がお好きな方はすぐにピンときたかもしれませんね。
日本の伝統芸能、なじみがない方も多いかと思われます。
なんとなく敷居が高い印象でしょうか。
でも実は大衆芸能として発達してきた文化であり、今私たちが親しんでいるエンターテイメントと何ら違いはないのです。
例えば、歌舞伎が生まれた時代は浮世絵が栄華を極めた時期でもあり、商業の発達も大きかった時期でもあります。
文化のや経済の歴史を知ることは、日本史の観点からも理解が深まりますし、先ほどご紹介した語彙も国語の勉強になります。
もちろん、適性検査にも出題されていますよ!
- 2015年 千葉県立千葉 「夏休み親子文楽資料から、人形劇の手法を学ぶ」
- 2015年 岩手県立一関第一 「文楽と江戸、大阪の文化」
- 2022年 東京都共通「村田沙耶香『となりの脳世界』より能楽・小鼓稽古の場面」
今回は、千葉県立千葉中学の出題(一部抜粋)をちょっとだけ覗いてみましょう。