統計学で資料問題を得意にしよう

小学校でも統計学習を重視

資料問題というと適性検査や総合思考型を課す学校の試験というイメージが強くありましたが、近年、複数の資料を読み取りながら解答をするタイプの出題が私立にも増えています。
思考力重視に変化している大学入試改革の影響?それもあります。
もう一つは2020年度に行われた【学習指導要領改訂】にあります。
ここで小学校にも統計学習の重視が盛り込まれたのです。

統計学習の重視
社会生活などの様々な場面において必要なデータを収集して分析し、その傾向をふまえて課題を解決したり、意思決定をしたりすること。

「調べ学習」と何が違うの?

子どもたちが調べ学習で「まち探検」などをしてアンケートやインタビューという形で得るタイプの情報収集は変わりません。
パソコンや図書で調べるという資料学習の部分が変化しているのです。

これまで使用する学習教材の資料出典元は、行政や企業が主導で行った「意図的、積極的なもの」でした。
ところが近年、個人がパソコンや携帯端末を所有するようになり、ありとあらゆる情報が収集できるようになりました。

膨大なデジタルデータは「ビッグデータ」という言葉で耳にしたことがあるかと思います。
2020年度からの改訂では、このビッグデータを分析・活用できる技術を身に付けることが小学校の学習から重要であることを示しているのです。
 

どうやって学習したらいい?