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成長とは何か?
早いもので、年が明けて1月も半分が過ぎようとしています。
我々が小学生の頃は、「成人の日=1月15日」でしたが、今年は1月13日。
久しぶりに会う昔の友達と盛り上がる青年たちを尻目に、入試会場や塾に向かった11、12歳。
それが中学受験生です。
そもそも「成人」とは一体、何でしょうか?
調べると「心身が十分に成長した人」とあります。
しかし、心身の成長は当然、全員一律ではありません。
中学受験カフェのオンライン相談会では、質問や解答によく「成熟度」という言葉が出てきます。
私はいつも
「成熟度は身長と同じようなもので、何かをしたからといって急に引き上がるものではない」
と話していますが、となると「成人の日」「成人式」を全員一斉に向かえるというのも、何だかおかしな話ですよね。
多様化する中学受験
さて、この一年で中学受験の多様化が大きく進みました。
それは中学受験の目的だけでなく、入試スタイルにもいえます。
多様化が進んだとはいえ、主流である一般入試(ペーパー試験)については、学力的に(中学受験の)資質があり、成熟度の高い子に有利です。
同じテキストを開いても、
・一度で理解でき、自ら粛々と解き進める小学生。
・何度も説明しても理解できず、集中力がすぐに切れて手遊びを始める小学生
に分かれますし、この中に数えきれないグラデーションがあり、サポートされるご家庭の事情も様々です。
よって、中学受験の向き・不向きについてもよく質問されますが、
「大手進学塾に通って最難関校・難関校を目指すならば、小学校のカラーテストは楽に8割以上が取ればければならない」
のは事実です。
それでも塾についていけない子が多いからこそ、我々のような家庭教師という職業もあります。
そのような中、中学入試は1月10日(埼玉)、1月18日(関西)、1月20日(千葉)、2月1日(東京・神奈川)と、みな平等に迎えます。
心身の成長も成熟度も、全員横並びではない中で、一律に向かえる中学入試日は本当に平等なのか。
ある意味では、小学生全員が平等ではないでしょう、身長と同じように。
受験を通した子どもの成長
でも、初めて大きなランドセルを背負って迎えた小学校の入学式から、確実に身長は伸び、体重も増えています。
子どもは必ず成長するのです。
それが子どもの最大の特徴といっても過言ではありません。
中学受験を選択されるならば、合否に関係なく、中学受験を通して何かしら成長して欲しい。
一見当たり前に思えるかもしれませんが、点数、クラス、偏差値、順位…と目くらましにあう日々の中ではどうしても「成長」ではなく、数字に目が行きがちです。
偏差値が下がれば、クラスが落ちれば、「成長」という言葉など脳裏をかすりもしないでしょう。
そして数字を優先するあまり、成長とはかけ離れた状態に陥る事もあります。
でも、中学受験に挑むご家庭には、さらに「中学受験カフェ」にアクセスして下さった皆様には、ぜひ「わが子の成長」を見つけ続けて欲しい。
それがとてもしんどい事は、重々承知しています。
そんな時は、いつでも中学受験カフェをご活用下さい。
皆さんが
「中学受験、やって良かった」
「中学受験があったからわが子がこんな風に成長した」
と思えるよう、我々が全力で伴走させて頂きます。
そして、まだランドセルを背負っている小学生が成人を迎えた時、
「色々な経験をしてくる中で、中学受験もかけがえのない時間だった」
と、少しでも本人・皆さまが思えましたら、中学受験および中学受験カフェに関わる我々一同、指導・運営冥利に尽きます。