適性検査で苦戦する2つのケース
適性検査は一般的な知識学習とは異なるため、初めて取り組むお子さんにとって戸惑うことが少なくありません。
特に、以下の2点で苦戦するケースが多く見られます。
1. 今まで見たことのない問題形式
知識の暗記や反復学習が中心だったお子さんほど、適性検査の形式に強い違和感を覚えることがあります。
従来の「正解がある」問題とは異なり、適性検査では「考えを組み立てる力」が求められるため、どこから手をつければよいのか分からず戸惑ってしまうのです。
2. 作文に何を書けばよいのか分からない
この時期、塾では短文や200字程度の作文から指導が始まりますが、それでも「何を書けばよいのか分からない」というお子さんにとっては、作文の時間が苦痛になりがちです。
特に、自分の考えを文章にする経験が少ない場合、手が止まってしまうことがよくあります。
対策
1. 適性検査の型に慣れるには「会話」を重視
問題に取り組む前に、親子で考え方を話し合いましょう。
塾の授業で扱った問題について「どう考えたか?」を言葉にするだけでも、形式に慣れる助けになります。
塾の授業で扱った問題について「どう考えたか?」を言葉にするだけでも、形式に慣れる助けになります。
具体的な取り組み
- 塾で解いた問題について、親子で答えの理由を話す
- 家庭でも適性検査の問題を見ながら「どう考える?」と質問する
- 身近な出来事を題材に、「もし適性検査ならどう出題されるか?」を考える
2. 作文の「引き出し」を開ける練習
「喜怒哀楽」を軸に小さな出来事を思い出し、簡単に話してみる習慣をつけましょう。
また、ことわざや熟語を使い、説明する練習をすると作文が書きやすくなります。
また、ことわざや熟語を使い、説明する練習をすると作文が書きやすくなります。
具体的な取り組み
- 「今日はどんなことで嬉しかった?」など感情を引き出す質問をする
- ことわざや熟語を1つ選び、「どんな場面で使えそう?」と考えさせる
- 書く前に、話すことで考えを整理する
適性検査の対策は、「考える習慣」をつけることが鍵です。
焦らず、一歩ずつ慣れていきましょう。
焦らず、一歩ずつ慣れていきましょう。