適性検査の「ちょい足し学習」理科・社会

理科

「理科の学習には実験が大切」と言われても、家で実験をするのは難しいもの。
適性検査の問題では「実験の考え方」を問われることが多く、結果を予測し、違いを考察する力が求められます。
そこで、今回は 「忙しい家庭でもできるちょい足し学習」 を3つご紹介します。
家の中で自然に取り入れられるものばかりなので、すぐに試せます!

キッチンで「温度の変化」を感じる

やり方

朝、冷蔵庫から牛乳やジュースを取り出したときに、「触った感じ、冷たさはどのくらい?」と聞く。
そのまま5分ほど放置し、もう一度触る。「最初と比べてどう?」
逆に、お茶やスープなど温かいものを作ったときにも、「温かさがどのくらい続く?」と考えてみる。

ポイント

•「熱は高い方から低い方へ移動する」ことを体感!
•「冷たいものは温かくなり、温かいものは冷める」=熱の移動の法則を実感できる!
適性検査で出る「熱伝導」「温度変化」の問題にもつながる。

洗い物で「水と油のはたらき」を知る

やり方

•お皿を洗うとき、水だけで洗った場合と洗剤を使った場合の違いを観察する。
•「水だけで洗うとどうなる?」 → 油汚れが残る
•「洗剤を入れるとどうなる?」 → 油が落ちる
•なぜ水だけでは落ちにくいのか? 洗剤を入れると何が変わるのか? を考えてみる。

ポイント

•「水と油は混ざらない」ことを実感できる!
•「洗剤があると混ざる」=界面活性剤のはたらきを感覚的に理解!
•適性検査で「水の性質」「油と水の違い」の問題が出題されることがあるので、身近な経験が活きる!

影を見て「長さの変化」を発見 → 太陽の高さを考える

やり方

•朝と昼で、影の長さを比べる。
•「朝は長い?昼は短い?」 を確認し、変化を観察。
•「影が長いとき、太陽はどこにある?」 を考える。

ポイント

•影の変化から「太陽の高さが変わる」ことを体感!
•適性検査でよく出る「影の動き」「太陽の高さの変化」の問題につながる。


「やる」だけが実験ではありません!
「観察→比較→考察」を意識するだけで理科の思考力は育ちます。
キッチンや家の中でも、日常の中でちょい足し学習が可能!
忙しい家庭でも、「気づく力」を伸ばせば適性検査の問題につながります!
ちょっとした声かけで、実験の視点を日常に取り入れてみましょう!

社会

新幹線と適性検査、どうつながる? 資料読みのスキルを伸ばす方法

春休み、新幹線に乗る機会があるなら、それは適性検査の対策にもなります!
なぜなら、新幹線の仕組みや影響についての出題が実際にあるからです。
また乗らなくても、「ちょっと調べる・見に行く」だけでも、学習の足掛かりになりますよ。

よく出題されている資料はこんな感じ!

 【新幹線の環境負荷を比較する】問題

資料:「新幹線と飛行機のCO2排出量比較表」
地球温暖化防止のためには乗り物の特徴を知ることも大事!
車体の大きさ、何で動いているのかを見て、数値の読み取り・単位変換の視点を入れて考えてみる

【新幹線の開業で、地方経済はどう変わる?】

資料:「新幹線の駅別乗降客数の推移」
新幹線の停車駅には何があるのだろう?
どんなデータをチェックするべきか、実際に駅に行って考える

 【時刻表を読み取って、最適な移動プランを考える】

問:駅の発車時刻表を見ながら、どのルートが最速かを考える
乗り継ぎ時間や乗り換えの利便性を比較する。
自分で移動をすると体感として机上ではわからないことも発見できる

 その他、資料読みの力をつけるための方法

「新幹線のダイヤや時刻表を見ながら、以下の点を考えてみましょう!」
・ なぜこの時間設定になっているのか?
・ 他の交通手段と比べて、どのような違いがあるか?
・ 経済や環境との関係を考えるヒントは?

適性検査で資料を読む力は、日常の「身近な観察」から鍛えられます!
実際に新幹線に乗ったり、観察したりしながら、資料読みの視点を意識してみましょう。