完璧を目指さない

中学受験の新学年がスタートして、1か月が経ちました。
授業の速さ、宿題の量、テストの難度がある程度見えてきた頃ではないでしょうか。

その今だからこそ、家での勉強時間、科目バランスなど試行錯誤しながら、春休みまでに新学年の『勉強ペース』を親子で構築して下さい。
4月からの勉強が俄然、楽になります。

気を付けたいのが“目先の課題を消化するために親がむりやり引っ張ること”です。
これをやってしまうと一年間その状態が続き、「やらされている勉強」「やってもやっても成績が上がらない」「親子喧嘩が絶えない」となります。
勉強は子どもがするものです。
まして共働きのご家庭にとって、できるだけ親が手をかけなくてもうまく回る学習ペースを今のうちに構築する事は必須です。

さて、すっきりした顔で受験を終えているご家庭には、みな「抜け感」があります。
スケジュールを立ててもその通りにいかないことが前提になっている、土曜日の朝は寝坊を許す、塾から帰ってきたらカップ麺の時もある――といった具合です。

「スケジュールを守らないと自己管理能力が育たない」「朝起きる時間は一定であるべき」「バランスの取れた栄養のある食事を食べさせたい」と思う気持ちもわかります。
でも、刷り込まれた理想にがんじがらめになると、親子ともに余裕がなくなり、中学受験が殺伐とした苦行になります。

もし今、そのような状態になっていたら、ぜひ想像してみて下さい。
「中学受験のない我が家」を。
とても平穏で、家庭内の笑顔も今より断然多いのではないでしょうか。

中学受験は、ご家庭の幸せな時間を搾取するものではありません。
まずは親御様が「完璧を目指さなくて良い」「完璧なんて目指せない」と肩の力を抜きませんか?
そして、お子さんの笑顔を増やす方法を考えてみて下さい。
中学受験と幸せは共存できます。

もし中学受験が殺伐とした苦行になっていたら、そこから脱する方法がわからなければ、いつでもオンライン相談会でご相談下さい。
一緒に解決していきましょう!