小1の国語学習の進め方は?

小1の国語の学習の進め方について
小1男子ママ
母のわたしが海外で教育を受けたせいか、日本語であれ英語であれ、特に書き言葉には伝えやすい文章構造というものがあり、(特に論説文であれば)構造が何より大事と思って来ました。
ところが先日、息子のクラスの絵日記の展示物を見ましたところ、みんながみんな、主語述語ですら噛み合っていない文章を書いており、しかもそれに花丸がつけられていることに衝撃を覚えました・・・

※掲示板やオンライン相談会で安浪、富田、青山、金子が回答したもののうち、皆様に幅広く参考になると思われるものを、こちらにも公開していきます。

家庭でも文法・語彙の教育を

ご質問ありがとうございます、青山麻美です。
おっしゃる通り、読解には文章構造の理解が必須です。
日本語は海外の言葉とは文法や話の進め方が異なるので、国語教育も海外と比べるとかなりのギャップがありますよね。
ご心配になったのも、当然のことです。

学校の先生は、低学年のうちは書くことの楽しさ、勉強の面白さを伝えるために「花まる」を用いられるのだと思います。
「頑張って書いたこと」「丁寧な字で書いたこと」「生き生きとした体験を文章にできたこと」さまざまな視点からまるつけをされているのでしょうね。

ですが、子供たちが「これで日本語として完成しているんだ」と考えてしまっては本末転倒。
ご家庭で【文法】【語彙】について教育していく必要があります。

小1男子ママ
息子には、小さい頃から「それって誰が?主語がないと分からないよ」「で、要するに何が言いたいの?」などと会話をしてきたせいか、主語述語くらいはきちんと対応する文を書きますし、言いたいことが伝わる文章は最低限書けているように思います。(トメ・ハネなどのツッコミは満載!)

ご家庭でとても良い教育をされていますね! 
日本語は話し言葉である場合、主語述語を省略することがしばしばあります。
ですので、書き言葉で書く時にも主語や述語を省略してしまう子が多いんです。
六年生を指導していても「主語がないよ!」という注意をすることがしばしば・・・
主語・述語が対応した文章が書けているのならば、一年生としては完璧です。

小1男子ママ
このような公教育でのギャップを埋め、また、将来の中学受験を見据えて、低学年での国語の家庭学習は何をどう進めたら良いと思われますか?

中学受験に向けた国語の家庭学習