3月8日に実施したセミナーに寄せられた質問について回答いたします。

作文力ってどうしたらつきますか?~論理力のお話~

皆さん、110番や119番に電話したことありますか?
私は一度だけ経験があるのですが、ちょっと「ご自身が電話をする」という想定で読まれてみてください。 

近くの家が燃えている!?
外に出ると、「消防車を呼んでください!」とあなたが頼まれました。

  1. 119番に電話する
  2. どうしましたか?・・・・「火事です!」
  3. 現場の住所を教えてください・・・・「○○区、〇町、〇番、〇号です!」
  4. どのような状況ですか?・・・・「○○が燃えています!」
  5. 消防車が向かいます、目標物を教えてください「向かいに○○公園があります!」

という流れなのですが、いざという時は混乱して、住所、氏名、近所の目標物はすぐに出ませんよね。
このような例はちょっと極端でしたが「必要なことを順序だてて伝える」ということはある程度練習していないと、大人でも難しいとされています。

作文力を鍛えるドリル

適性検査の作文や解答で求められる「わかりやすく伝える」にはまず自分の中で思考を整理するのが先です。
そこで、今回は簡単にご家庭で練習できる書き込み式ドリルを2種類ご紹介いたします。 

 『子どものための~』はどの学年からでも大丈夫です。
『作文ドリル』は、低学年、中学年、高学年と3シリーズ出ていますが、書くのが「超苦手!」というお子さんは高学年でも低学年から取り組んでみてください。

ご家庭で使うコツ

[大人と一緒に]
会話をしながら取り組むと、相手に伝えることが実践できます。

[1日に1つのテーマだって十分]
やるべき量に縛られず、頑張りすぎず。
お子さんのペースに合わせて小さな定着を重ねていきましょう。

[直接書き込む]
解答も思いついたことも、書きこむと記憶の引き出しは開けやすくなります。
楽しみながら、落書きもOKくらいの気持ちが長続きの秘訣です。

どちらも普段の生活の中にある場面設定が多いので、親子で負担にならずワンテーマを楽しんで取り組めるかと思います。
気になる方は書店で手に取られてみてくださいね。